2011年08月25日
今年こいつとガチンコ勝負

あれから一年、今年もヤツらが来襲を始めた。
適度の潮位になると、実験所の裏の浅瀬に寄ってきては牡蠣などの二枚貝を大量に捕食する。
チヌ釣りのおっさんたちに『あいつら~どーにかしてくれ~』とまで言われるヤツら。
実は来襲を始めた7月終わりからちょくちょく狙っていたのですが、今年は何か違う・・・
っで、、、でかい(((゜д゜)))ガクガク
去年と同じ仕掛けでは、フックは相変わらずOKでもPEと編みこみリーダーの結束部でやられてしまう。
そこで今年はラインを10号ナイロン直結で勝負。
何釣るラインなんすか、これw
そして更に協力な助っ人として、今年度から研究室に配属された後輩とタッグを組むことに。
こいつの野性児度数は、僕を遥かに上回っております^^;
潮位がいいタイミングで二人で海に向かいます、今日こそ捕るぞと意気込んで・・・
二人で海沿いを歩いていると、さっそく発見。
すかさず僕がフッキング!
とてつもないパワー!
続いて後輩がフッキングをかまそうとすると、後輩のラインが痛恨のブレイク。
後輩がリグを作り直すまで待つ・・・
10分後、ようやく帰ってきた後輩のため、リールをゴリ巻きすると、やつはこっちに向かって泳いできた!
後輩もガツンとフッキング。
運がいいことに、僕のが左鰭の先端、後輩のは右鰭の先端にフッキングし敵は動きを封じられた!
相変わらず凄まじく抵抗する敵を、浅瀬まで引きずる。
ここからが大変、あとちょっとのところで僕のフックが身切れで外れる!
しかし敵は浅瀬で思うように動けない。
ここで、後輩お手製ギャフの登場。
太い木に、太いフック状の金属を針金で巻きつけた代物。
ギャフを打ち込むと・・・鋼鉄のような身体に跳ね返され、ギャフ負傷(^_^;)
竿を持つ後輩と、ギャフ係を交代し、野性児の本領発揮、後輩が壊れかけのお手製ギャフを何度も打ち込み、最終的に陸にズリ上げ・・・
野性児後輩は鉈ですぐさま尻尾を切断。
ブンブン振り回してきますんでね(^_^;)

金髪で柄の悪い後輩ですが、こんな彼も来年度から某地方公務員として地域の安全を守ってくれます(笑)
昨年のエイなんかと比べ物にならないサイズ。
横幅125cm、体長(尻尾無し)80cm、尻尾145cm、つまり全長225cm\(^o^)/

そしてなんと、体重は・・・
30kg!
去年釣ったのは一人で持ち上がりましたからねぇ~

なんとベビーの出産がはじまってしまいました。
生きていたので、すぐバケツに入れ研究室のイケスへ投入!
(しばらく元気そうに泳いでいたのですが、翌日6匹全員の死亡が確認されました・・・)
二人がかりでも運べないので代車に乗っけて実験所まで。
すぐさま解剖!
肝臓だけでも3kg以上はありそうでした。
エイの解剖は実習や他大学の学生の手伝い(自分の研究対象はマウス・ラットなので)で何度かしてきましたので、慣れたもんです(笑)
そして今回の本当の目的は・・・食味。
この魚、有明海や瀬戸内、そして地元大分でも二枚貝を大量に食べてしまう害魚として注目が高まっております。
ただ捕獲するだけでなく、何か利用法がないかと、各大学や水産試験場が研究を進めてるらしいのですが・・・

釣りあげてすぐさま解体できたお陰か、身に臭みはありません。
しかし、解体後半からはエイ独特のあの臭いがはじまっておりました。
やはり時間との勝負ですね。
鰭の付け根は、中心部の軟骨組織の上下に二層の巨大な筋肉組織が見られます。
どこかのサイトにもありましたが、脂肪分が本当に少ない身です。
とりあえず市販の唐揚げ粉をまぶして油で揚げてみます。

ついでに玉ねぎも唐揚げにw
感想・・・っう、、、
うまい\(^o^)/
魚というとり、若干鶏肉に近い触感。
臭みはほとんど感じられませんでした。
煮つけにしたという友人も、美味しかったとのこと。
これは、、、いけるかも!
しかし、こんな巨大魚、ましてや毒針付きの危険なやつを、、、
誰が釣って(捕って)、すぐさま解体できるというのでしょうか?!笑
そこの壁さえなければ、商品化への道は見えるのですが、、、
以上、ナルトビエイ釣行記&食味レポでした。
こいつを釣って食べてみたいと思ったかた、挑戦する際はそれなりの覚悟とタックルと調理場が必要なので、くれぐれも軽い気持ちでいかないようにしてください(^^ゞ
ちなみに、同日にこいつよりでかいやつ見かけました・・・
目測、横幅140cm以上、体重は45kg以上ですかねぇ・・・
腰抜かしそうでした(笑)
すかさず僕がフッキング!
とてつもないパワー!
続いて後輩がフッキングをかまそうとすると、後輩のラインが痛恨のブレイク。
後輩がリグを作り直すまで待つ・・・
10分後、ようやく帰ってきた後輩のため、リールをゴリ巻きすると、やつはこっちに向かって泳いできた!
後輩もガツンとフッキング。
運がいいことに、僕のが左鰭の先端、後輩のは右鰭の先端にフッキングし敵は動きを封じられた!
相変わらず凄まじく抵抗する敵を、浅瀬まで引きずる。
ここからが大変、あとちょっとのところで僕のフックが身切れで外れる!
しかし敵は浅瀬で思うように動けない。
ここで、後輩お手製ギャフの登場。
太い木に、太いフック状の金属を針金で巻きつけた代物。
ギャフを打ち込むと・・・鋼鉄のような身体に跳ね返され、ギャフ負傷(^_^;)
竿を持つ後輩と、ギャフ係を交代し、野性児の本領発揮、後輩が壊れかけのお手製ギャフを何度も打ち込み、最終的に陸にズリ上げ・・・
野性児後輩は鉈ですぐさま尻尾を切断。
ブンブン振り回してきますんでね(^_^;)

金髪で柄の悪い後輩ですが、こんな彼も来年度から某地方公務員として地域の安全を守ってくれます(笑)
昨年のエイなんかと比べ物にならないサイズ。
横幅125cm、体長(尻尾無し)80cm、尻尾145cm、つまり全長225cm\(^o^)/

そしてなんと、体重は・・・
30kg!
去年釣ったのは一人で持ち上がりましたからねぇ~

なんとベビーの出産がはじまってしまいました。
生きていたので、すぐバケツに入れ研究室のイケスへ投入!
(しばらく元気そうに泳いでいたのですが、翌日6匹全員の死亡が確認されました・・・)
二人がかりでも運べないので代車に乗っけて実験所まで。
すぐさま解剖!
肝臓だけでも3kg以上はありそうでした。
エイの解剖は実習や他大学の学生の手伝い(自分の研究対象はマウス・ラットなので)で何度かしてきましたので、慣れたもんです(笑)
そして今回の本当の目的は・・・食味。
この魚、有明海や瀬戸内、そして地元大分でも二枚貝を大量に食べてしまう害魚として注目が高まっております。
ただ捕獲するだけでなく、何か利用法がないかと、各大学や水産試験場が研究を進めてるらしいのですが・・・

釣りあげてすぐさま解体できたお陰か、身に臭みはありません。
しかし、解体後半からはエイ独特のあの臭いがはじまっておりました。
やはり時間との勝負ですね。
鰭の付け根は、中心部の軟骨組織の上下に二層の巨大な筋肉組織が見られます。
どこかのサイトにもありましたが、脂肪分が本当に少ない身です。
とりあえず市販の唐揚げ粉をまぶして油で揚げてみます。

ついでに玉ねぎも唐揚げにw
感想・・・っう、、、
うまい\(^o^)/
魚というとり、若干鶏肉に近い触感。
臭みはほとんど感じられませんでした。
煮つけにしたという友人も、美味しかったとのこと。
これは、、、いけるかも!
しかし、こんな巨大魚、ましてや毒針付きの危険なやつを、、、
誰が釣って(捕って)、すぐさま解体できるというのでしょうか?!笑
そこの壁さえなければ、商品化への道は見えるのですが、、、
以上、ナルトビエイ釣行記&食味レポでした。
こいつを釣って食べてみたいと思ったかた、挑戦する際はそれなりの覚悟とタックルと調理場が必要なので、くれぐれも軽い気持ちでいかないようにしてください(^^ゞ
ちなみに、同日にこいつよりでかいやつ見かけました・・・
目測、横幅140cm以上、体重は45kg以上ですかねぇ・・・
腰抜かしそうでした(笑)
Posted by kaz5524 at 17:02│Comments(6)
│ソルトウォーター
この記事へのコメント
今年もやったんじゃねw
そういえば昨日の夜海に行ったときおったエイはナルトビエイなんじゃろうか?
そういえば昨日の夜海に行ったときおったエイはナルトビエイなんじゃろうか?
Posted by koedame
at 2011年08月25日 19:00

こんばんは。
若いなー、若いっ!(笑)
体力あるっていいですねー
でも、あまり無茶は禁物ですよ・・・
ガラの悪・・・左の目つきの良い人はKaz君でしたか?(笑)
エイって、大分でメジャーなフカの湯引きのような食べ方はできませんか?
若いなー、若いっ!(笑)
体力あるっていいですねー
でも、あまり無茶は禁物ですよ・・・
ガラの悪・・・左の目つきの良い人はKaz君でしたか?(笑)
エイって、大分でメジャーなフカの湯引きのような食べ方はできませんか?
Posted by リーダー at 2011年08月27日 00:16
>koeさん
ども!
円盤状やったらアカエイやけど、こんな感じのフォルムやったらトビエイやと思います!
一度引っかけ釣りお試しあれ(笑)
>リーダーさん
こんにちは!
まだ若さだけは誇れると自負しております^^;アセアセ
左の目つきの良い人はKaz君でしたか?
あれれ、、、僕です(笑)
ちなみに、ここ最近は黒髪になりました。
湯引きですか、、、確かに、酢味噌なんかで和えたらおいしそうですね!
ども!
円盤状やったらアカエイやけど、こんな感じのフォルムやったらトビエイやと思います!
一度引っかけ釣りお試しあれ(笑)
>リーダーさん
こんにちは!
まだ若さだけは誇れると自負しております^^;アセアセ
左の目つきの良い人はKaz君でしたか?
あれれ、、、僕です(笑)
ちなみに、ここ最近は黒髪になりました。
湯引きですか、、、確かに、酢味噌なんかで和えたらおいしそうですね!
Posted by kaz at 2011年09月06日 16:11
こんにちは(^o^)/今年もスーパーモンスターとのバトル記事にワクワクしながら拝見いたしました♪
エイは時間がたつと臭いがキツクなるんですね(@_@)勉強になります☆
いつかファイトしてみたいですo(^-^)o
エイは時間がたつと臭いがキツクなるんですね(@_@)勉強になります☆
いつかファイトしてみたいですo(^-^)o
Posted by ロンドベル at 2011年09月07日 14:19
どうも、初コメですかね~!
ナルトビは川にもきてますね、最近は!
食い物が減ったでしょうか?
にしてもデカイ!!
大変でしょうが、頑張って退治してくださいませ!!
ちなみにアカエイは食わされましたが、
ナルトビは、顔が浮かぶと、どうも、、、、。
ナルトビは川にもきてますね、最近は!
食い物が減ったでしょうか?
にしてもデカイ!!
大変でしょうが、頑張って退治してくださいませ!!
ちなみにアカエイは食わされましたが、
ナルトビは、顔が浮かぶと、どうも、、、、。
Posted by JiJi
at 2011年09月25日 14:43

>ロンドベルさん
こんにちは!
返信遅くなりましたm(__)m
バトル記事・・・ありがとうございます!
また後日更新しますが、今年はもう一匹捕獲しました(笑)
パワーは本当にはんぱないので、それ相応のタックルと大きな意思が必要です^^;
>JiJiさん
こんにちは!
初めまして・・ですかね^^?
ついさいきん、ハゼが釣れる汽水エリアでナルトビエイを見ました、恐ろしいです。
>顔が浮かぶ
確かに、哺乳類フェイスでプニプニのお鼻・・・目つき・・・気にせず食べてました(^^ゞ
こんにちは!
返信遅くなりましたm(__)m
バトル記事・・・ありがとうございます!
また後日更新しますが、今年はもう一匹捕獲しました(笑)
パワーは本当にはんぱないので、それ相応のタックルと大きな意思が必要です^^;
>JiJiさん
こんにちは!
初めまして・・ですかね^^?
ついさいきん、ハゼが釣れる汽水エリアでナルトビエイを見ました、恐ろしいです。
>顔が浮かぶ
確かに、哺乳類フェイスでプニプニのお鼻・・・目つき・・・気にせず食べてました(^^ゞ
Posted by kaz at 2011年10月18日 22:07
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